一般社団法人 苫小牧歯科医師会

噛むカムはっぴー

歯についてのコラム


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正しい歯磨きしっかり覚えて

平成19年12月14日

投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会

正しい歯磨きしっかり覚えて

Q毎日歯磨きしているのに、どうして虫歯になるの?

A虫歯の原因はプラーク(歯垢)です。プラークはただの汚れではなく、細菌の固まりです。食べかすはmうがいでもある程度きれいになりますが、プラークは歯の表面にべったりとくっるいて、歯ブラシの表面でないと除去することはできません。磨き残しがあると、そこから虫歯になってきます。磨きにくいところは、プラークがたまりやすく、虫歯の原因となります。

虫歯になりやすいところは、歯と歯の間、歯と歯肉との境目、奥歯のかむ面の溝のところです。そこ確実に歯ブラシの毛先が当たるようにして磨きましょう。注意する点は ①ゴシゴシこすらない②磨きの幅は一センチ以内で小刻みに動かす③一つの歯を約10回磨く。小さいお子さんが自分で歯磨きをしても、きれいに磨くのは無理です。小学校低学年までは、大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。

Qどんな歯ブラシを選んだらいいの?

A薬局やスーパーに行くと、さまざまな歯ブラシが置いてあるため、どれを運んでいいのか迷ってしまいます。本当は、歯科医院で専門の歯科衛生士に自分の口に合わせて選んでもらうのが一番いいのですが、もし薬局などで自分で選ぶのであれば①柄は真っ直ぐなもの②植毛の部分はコンパクトで、大きさは歯が二本分が目安③毛の硬さは普通のもの。

歯ブラシの毛先は使っているうちに開いてきます。毛先の開いた歯ブラシは汚れが取れないだけでなく、歯肉を傷つける恐れがあります。毛先が開いた歯ブラシは使わないようにして、すぐに取り替えましょう。子供さんの仕上げ磨きの時は、子供さんが自分で磨く自分用歯ブラシとお母さんが仕上げ磨きをする仕上げ磨き用歯ブラシを用意しましょう。北海道歯科衛生士会苫小牧支部支部長 日高一枝