一般社団法人 苫小牧歯科医師会

噛むカムはっぴー

歯についてのコラム


<<  一覧に戻る

入れ歯の定期健診

平成21年11月13日

投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会

入れ歯の定期健診

入れ歯を使用中の方は、入れ歯も定期健診が必要なことをご存知でしょうか?一般に歯が無くなった部位に対しては部分入れ歯や、総入れ歯などでかみ合わせを回復する処置を行います。新しく作った入れ歯は口の中に合っていますが一生使えるわけではありません。長時間いればを使っていると入れ歯を取りまく環境に変化が表れます。

例えばあごの骨の吸収による歯茎の変化や、入れ歯の歯の部分が削れて、かみ合せの位置が狂ってきたりします。そうすると、入れ歯が外れやすい、食べ物がよくかめない、かむと歯茎が痛くなる、さらに入れ歯が安定しなくなるために、ばねが緩くなる、壊れるなどの影響が出てきます。

また部分入れ歯を使用中の方に見られるのは、ばねの掛かっている歯の虫歯や歯周病によってばねが効かなくなったり、歯を抜かなくてはならないケースです。これらの歯茎や歯の変化は、あごの骨の強さや、入れ歯の使い方、歯磨きの仕方などによって人それぞれ異なります。

以上のような症状が表れないようにするためには日ごろの入れ歯の手入れや、入れ歯を支える術と歯茎の手入れが必要になります。さらに入れ歯を入れた後の歯茎や歯の点検かみ合せの調整を行い快適に長く使用するために半年に一度くらい定期的に検診を受けておくことが必要です。(文・一般社団法人 苫小牧歯科医師会広報担当理事 吉住彰朗、イラスト・苫小牧歯科衛生士会 姉崎舞)「いい歯の日」はお口と歯の健康を考える日

11月8日は「いい歯の日」です。この日から14日まで8020推進週間として各地でお口と歯の健康に関するイベントが行われます。一般社団法人 苫小牧歯科医師会でも毎年、苫小牧市及び北海道衛生士会苫小牧市及び北海道衛生士会苫小牧支部と共催で「歯の健康まつり」を行っており、今年で17年目となります。

第1部として「8020表彰」を行います。苫小牧市厚真町、安平町、白老町、むかわ町にお住まいの80歳以上の方で、ご自分の歯を20本以上お持ちの方を表彰します。昨年は、76人の方々に表彰状・副賞を贈呈致しました。ご高齢にもかかわらず20本以上の歯を持つ方の長年のお口・歯のお手入れ、ご努力に敬意を表しての表彰です。

第2部は、お口の健康度チェック、歯科検診、ブラッシング指導、フッ素塗布、歯科相談などを行っておりましたが、今年は新型インフルエンザの影響のため、残念ながら中止とさせていただきます。

第1部の「8020表彰」では該当する方(1929=昭和4年11月13日以前にお生まれの方は11月13日までにお近くの一般社団法人 苫小牧歯科医師会会員の歯科医院で検診・推進をしていただき、その方々に案内状をお出しします。)この機会に、お近くの歯科医院で検診(無料)をしてみませんか?表彰のお喜びを味わいませんか?

問い合わせは一般社団法人 苫小牧歯科医師会 電話0144(33)7530にお願いします。第2部のお口の中の検診事業については、楽しみにしていらした市民の方々には申し訳ありませんがご了承いただきたいと思います。来年は、また企画していきますので、よろしくお願いいたします。(文・一般社団法人 苫小牧歯科医師会理事 八谷征一、イラスト・苫小牧歯科衛生士会 姉崎舞)