歯についてのコラム
唾液の働き
平成21年3月27日
投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会
唾液の働き
唾液(だえき)には消化を助けるといった作用のほかにさまざまな作用があり、虫歯や歯周病からわたしたちを守ってくれています。加齢や薬による作用などから唾液量が減ってくると、さまざまなお口の病気が起きる可能性があります。
▽希釈洗浄作用 口腔内の細菌や食べかすなどを希釈し、洗い流します。
▽歯の保護作用 唾液中のたんぱくにより膜を形成し、歯を保護します。
▽歯の再石灰化作用 溶けて失われたカルシウムやリンを補い、再び石灰化させます。
▽免疫機能唾液中の免疫グロブリンが口腔内細菌に対してさまざまな防御作用を示します。
▽緩衛作用 食事などによって酸性に偏った口腔内を中性に戻します。
▽抗菌作用 さまざまな抗菌物質により細菌の発育を抑制します。