一般社団法人 苫小牧歯科医師会

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歯についてのコラム


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事故で歯が抜けたら

平成20年7月11日

投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会

事故で歯が抜けたら 30分以内 再生分かれ目

スポーツの際のアクシデントやそのほかの事故で、歯に強い力が加わると歯が抜けたり(完全脱臼)やグラグラになったり(不完全脱臼)します。外傷で抜けた歯は、以前は治らないと考えられてきました。

しかし現在は抜けた歯を元に戻すことで見た目や物をかむ機能を保つことができるようになりました。しかし、抜けた歯が治るか治らないかは時間との勝負です。つまり、治療は事故の起きた時点ですでに始まっているのです。

まず歯が抜けてしまったら、流水できれいにし、乾燥を防ぐために唾液を容器の中に入れ、その中に入れるか、牛乳の中に浸し、できるだけ早く、極力30分以内に歯科医院に行きましょう。

また、歯は抜けなくても折れたり割れたりすることがあります。このような場合にも大切なのは、折れたり割れた歯を探し出すことです。そして歯科医に診てもらえば、元の位置に接着して もらうことが可能なこともあります。(一般社団法人 苫小牧歯科医師会)=第2、第4金曜日に掲載=