歯についてのコラム
往診はできますか?
平成20年3月28日
投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会
「往診はできますか?」歯科医師会が対応の検討開始
最近「往診はしてもらえないでしょうか?」ということをよく聞かれます。高齢化社会になり、病院まで行けない方が多くなってきているのでしょう。歯科治療は、皆さんがよくご存知のように多くの機械、器具などが必要です。そのため、すべての治療を往診先で行うことは不可能です。また、すべての治療を往診先で行うことは不可能です。
また、すべての歯科医師が往診できるかといえば、そうでありません。往診には経験、持っている機械などさまざまな要素が絡んでくるためです。時間についても医院を空けるわけにはいかないので、昼休みなどの時間になることが多いようです。患者さんの多くは義歯の具合が悪くかめない、入れ歯が壊れた、入れ歯を支えている歯が折れたなど入れ歯に関するものが多いようです。寝たきりなどの患者さんにとって、食べることは楽しみの一つでしょう。また、かめばかむほど脳は発達し、かまないと脳の機能は低下するともいわれています。さらに食事を満足に取れないと体力の低下を招き、前進の健康維持にとても悪い状況に陥ります。
食べる喜びを取り戻してもらい、健康を保持するためには、定期的な検診と予防治療、治療が必要です。現在、一般社団法人 苫小牧歯科医師会では在宅診療に応じてくれる医院についてリストを作成し、対応していこうと検討中です。(一般社団法人 苫小牧歯科医師会)=毎月第2、第4金曜日に掲載=