一般社団法人 苫小牧歯科医師会

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「口臭」毎日のブラッシングも予防に

平成20年6月13日

投稿者:一般社団法人 苫小牧歯科医師会

「口臭」毎日のブラッシングも予防に

お酒の飲み過ぎやニラ、ニンニクなどの食べ物を食べた後は別として、息をした時に呼気として発生する悪臭(口臭)には次の二つがあります。

一つは全身的要因によるもの、もう一つは口腔に原因のあるものです。後者の原因には、プラーク(歯垢)、歯石、舌苔(舌の上の汚れ)、汚れた義歯、適合の悪い冠、むし歯、歯周病などがあります。いずれも細菌の生産するアミン・インドールなどの臭気成分によるもので、清掃不良が原因です。舌苔は口臭の70~80%を占めるとも言われています。

口臭を防ぐ大部分は毎日のブラッシング、義歯の清掃など自己予防できる性格のものです。特にブラッシングは自分でどうしていいか分からないと思うので、掛かり付けの歯科医院に行き、方法を教えてもらいましょう。

また、口臭はないのにあると悩んでいる人もいます。口腔心身症の一つで自臭症と言います。患者さんに本当はにおってないことを自覚してもらうなど、数々の療法を適用します。このほかに生理的口臭もあります。これは誰にでもあるので問題ありません。(一般社団法人 苫小牧歯科医師会)=毎月第2、第4金曜日に掲載=