2013年10月08日

【受賞作品】

《低学年の部》

 

●北海道胆振総合振興局長賞

　苫小牧市立苫小牧東小学校　1年1組　原田 夏希さん

1年生らしい元気のよい作品の1枚です。

黒いクレヨンでのびのびと目鼻口、歯と描いて、背景のスイ―ツも自分の好きなデザートを思い浮かべるだけ描いているところも微笑ましいです。

洋服も普段着ている水玉模様の青い服で美味しいものをお腹いっぱい食べて、食後にはにこにこしながら楽しく歯磨きをしている日々の生活が伝わってきます。

 

●苫小牧市長賞

　苫小牧市立北星小学校　２年２組　　池田 ののかさん

大きく開けた口の顔が無表情ですが、水彩絵の具に肌色を濃淡で、ぼかした筆使いが目や口、歯などシンプルに線のみで描いていますが、とても清潔感が伝わります。

歯磨きしてどんどん泡が多くなり虫歯菌と戦っているようにも見えます。画面の左右にソフト、ケーキなど自分の好きなデザートもたくさん描き、楽しい作品に仕上がりました。

 

●苫小牧市教育長賞

苫小牧市立豊川小学校　１年　佐々木 大翔くん

　人物やモチーフを直線ではなく曲線のみで扱い、クレヨンの使い方も肌色や背景の黄色の塗り方もリズムがあいます。ロゴも赤でフリーハンドで描かれていますが、顔や手の表現とマッチしてたいへんまとまりのある作品です。

　頬と耳を微妙に赤くするなど、よく観察して描かれています。背景の画面の緑をぼかしているところは他の作品にない個性があります。

 

●苫小牧民報社賞

苫小牧市立ウトナイ小学校　２年２組　本間 美羽さん

　クリームイエローの色画用紙に水彩絵の具で肌を描き、唇や口の中をクレヨンでピンクの同色系でまとめ、中心に紫色の歯ブラシを持つ手の動きが奥歯を一生懸命歯磨きしている様子が伝わってきます。

　歯ブラシを持つ手や爪の向き、鼻の位置など視線の捉え方がよく観察されています。たいへん元気のある作品に仕上がっています。

 

●北海道歯科衛生士会　苫小牧支部長賞

むかわ町立仁和小学校　２年　結城 乃彩さん

画面を上下に2分割し、橙色と緑色、かわいく笑っている顔と虫歯で痛がっている顔を色と表情で対比させています。

上の画面は歯磨きすると歯も笑って描かれ、下の画面は、虫歯菌で歯も泣いているように描かれています。

人物の洋服も微妙に対比させているところは2年生とは思えないほどの気遣いがあります。

 

●苫小牧歯科医師会会長賞

　苫小牧市立北光小学校　２年２組　青木 うららさん

　標語と正方形にコラージュして色をカラフルに塗り、ひらがなのみでデザインされているロゴが引き立っています。標語以外は寒色系でまとめ、鮮やかな色は使用していませんが、標語の中に紫色と黄色の補色を加え目立たせることに成功しています。

　標語の意味と人物の虫歯なしの歯を自慢している顔がマッチしています。

 

 

 

 

《高学年の部》

 

●北海道胆振総合振興局長賞

　苫小牧市立明野小学校　６年２組　宮川 侑子さん

クレヨン、水彩絵具、ペンを巧みに使いこなしています。柔らかい皮膚の質感や透明な肌色にポイントの口や歯をペンで輪郭をとり、クレヨンで丁寧に塗り分けています。

標語も１字づつデザインされ、特にクレヨンのオレンジ色やペンの黒が成功しています。色数も赤、青、黄、緑と数多く、それぞれの色と色面の大きさがマッチして、まとまりのある作品となりました。

 

●苫小牧市長賞

　苫小牧市立ウトナイ小学校　４年４組　　西村 心葵さん

　背景がピンク色でメインのモチーフを人物ではなく白い歯にしているところが特徴です。1つ1つの歯に表情を描き、標語の文字のデザインも歯や歯ブラシを用いるなど工夫が見られます。

　赤、青、緑、橙と色数を多くしていますが、メインの歯を白と黒で表現し、歯ブラシを直線でシャープにし、歯磨き粉の粒まで描いているところがより完成度の高い作品となりました。

 

●苫小牧市教育長賞

　苫小牧市立美園小学校　４年２組　千葉 想音さん

画面の背景を左右を黄色青色と２分割し白い歯に羽根を加えて、虫歯菌は矢印の尻尾をつけグレーな色と白い歯と対比させています。人物も左右に歯ブラシを持つ手や、顔の表情も虫歯菌に負けないで一生懸命磨いている様子が伝わってきます。歯の１本１本や歯ブラシなど擬人化しているのもこの作品の特徴です。

 

●苫小牧民報社賞

　苫小牧市立美園小学校　５年１組　寺山 柚妃さん

　画面を横位置にして顔を描かずに口のみをモチーフにしています。標語も横に並べられて、赤色、中央の黄色で大きく塗られてとても元気のある作品です。緑色の背景にし、赤色の文字に黒の縁取りが立体的で迫力があります。右下のバイ菌も数多く描かずに１つだけ青色で描かれているのもスッキリとしています。

 

●北海道歯科技工士会　苫小牧支部会長賞

　苫小牧市立美園小学校　６年３組　大川 弘毅くん

　鏡に映る本人の顔が正面からではなく大きな口を見下ろすモデルの視線が他にはなく個性ある作品です。前歯と奥歯を歯並びよく表現され、赤色の濃淡で口の中の奥行きを表現しています。

背景を左上の歯磨き粉の泡の中にバイ菌を用い、細かいところまで描いて、歯ブラシの緑色をアクセントにし背景を青色にすることでより画面を引き立たせています。

 

●苫小牧歯科医師会会長賞

　苫小牧市立北光小学校　４年オーロラ組　羽賀 天空くん

　人物の顔を描かずに虫歯や歯ぐき、虫歯菌を1つ1つ丁寧に描かれています。色使いも口の中は赤い水彩絵具を塗り、その上から白いクレヨンを塗ることで光沢のある歯の質感が表現されています。標語とバイ菌は小さく扱われていますが、クレヨンでカラフルにしっかり塗り分けることで力強い作品に仕上がりました。